
自宅で育てているネムノキ(合歓の木)に花が咲きました。
※こちらのネムノキは販売商品ではなく、自宅で育てているものです。
このネムノキは販売所の入口を入って左側に置いてあります。お立ち寄りの際は、ご遠慮なくご覧ください。(2026/9/9 大雨・強風で花は落ちてしまいました。蕾はまだまだあるので気候が落ち着いたらまた花を咲かせてくれると思います)
ネムノキは細かな葉がたくさん並ぶ涼しげな姿が特徴ですが、花が咲くと雰囲気が一変します。
淡いピンク色の細い糸のようなものが放射状に広がり、まるで小さな花火や綿毛のようです。
今回咲いた花の周りには、まだたくさんの蕾も残っています。しばらくは次々と開花していく様子を楽しめそうです。
目次
🌸 ピンク色に見える部分は「雄しべ」

ネムノキの花を見ると、ピンク色の細い花びらがたくさん集まっているように見えます。
しかし、目立っている細い糸状の部分は、実はほとんどが長く伸びた雄しべです。
根元付近は白っぽく、先端に向かうにつれて淡いピンク色になるため、全体を見ると柔らかなグラデーションになります。
一つ一つの花はそれほど大きくありませんが、まとまって咲くことで非常に華やかに見えます。
🌿 ネムノキの花の香りは?
ネムノキの花には香りがありますが、キンモクセイやジャスミンのように離れた場所まで強く香るタイプではありません。
花に顔を近づけると、ほんのりと甘さを感じるような、やさしい香りがします。これがとても良い香りで。
ただし、香りの強さには個体差があり、気温や開花してからの時間などによっても感じ方が変わります。
今回自宅で咲いた花も、見た目の華やかさに比べると香りは控えめです。
ネムノキは「香りを楽しむ木」というより、独特な花の姿や葉の動きを楽しむ木という印象があります。
🌙 夜になると葉を閉じます

ネムノキで特に面白いのが葉の動きです。
日中は細かな葉を左右に大きく広げていますが、夕方から夜になると、小さな葉が向かい合うように閉じていきます。
この動きは就眠運動(しゅうみんうんどう)と呼ばれます。
人間のように本当に眠っているわけではありませんが、夜になると葉を閉じる姿が「眠る木」のように見えることから、ネムノキという名前になったとされています。
朝になって明るくなると、再び葉を広げます。
毎日同じ木を見ていると、
「昼は大きく葉を広げている」
↓
「夕方になると少しずつ閉じる」
↓
「夜にはすっかり葉が閉じる」
という変化を見ることができます。
☀️ ネムノキは日当たりが好き
ネムノキは比較的日当たりを好む樹木です。
しっかり日光が当たる場所では枝葉がよく伸び、花も楽しめます。
暑さにも比較的強く、夏になると勢いよく成長します。
一方で成長がかなり早いため、鉢植えでも数年育てていると想像以上に大きくなることがあります。
我が家のネムノキも、現在は写真のようにかなり背が高くなり、枝も横へ大きく広がっています。
🌳 枝は大きく横へ広がります
ネムノキは上だけではなく、枝を横方向にも大きく伸ばす性質があります。
葉も大きく広がるため、成長するとかなり存在感のある樹形になります。
その一方で枝は比較的しなやかなので、鉢植えでは風の強い日に倒れないよう注意が必要です。
大きく育てたい場合でも、周囲にある程度余裕のある場所を確保した方が育てやすい植物です。
🌱 花のあとには種ができます
咲き終わった花をそのままにしておくと、受粉したものにはやがて細長い豆のようなサヤができます。
ネムノキはマメ科の植物なので、種の入った姿もインゲン豆などのサヤに少し似ています。
サヤは成熟すると茶色くなり、中から種を採ることができます。
種から育てることもできるので、今年は花だけでなく、このあと種ができるまで観察してみたいと思います。
📷 まだ蕾がたくさんあります
今回咲いた花の近くを見ると、丸い蕾がまだたくさん残っています。
一度にすべて咲くのではなく、順番に開いていくため、しばらく花を楽しめそうです。
ネムノキは葉だけでも観葉植物のような美しさがありますが、実際に花が咲くとさらに魅力的な木だと感じます。
特に、
昼間は葉を広げ、夜になると葉を閉じる。
ふわふわしたピンク色の花を咲かせる。
という変化を毎日観察できるところが、ネムノキを育てる面白さの一つです。
今後、花が終わってサヤができたり、種を採取できたりしたら、また種から育てて苗を販売したいと思います。
開花の経過
9月12日 昼

9月13日 夜
