

スイカの苗を10号の鉢に植え、自動水やり器(100円ショップ セリアで販売されているとんがりキャップと1リットルのペットボトル)を使い水を切らさないよう育てていたら実がなりました。
当店で販売していた小さな苗から実際にここまで育ちました。
一番奥側に置いてあります。
成長具合の記録
8月22日

8月29日

9月2日

9月12日


小玉スイカが裂けてしまいました|雨が続くと実が割れる原因と対策
順調に実が大きくなり、収穫を楽しみにしていたのですが、ここ1週間ほど雨の日が続いたあとに確認すると、スイカの実が大きく裂けてしまっていました。
今回は残念ながら収穫までいかず失敗してしまいましたが、なぜスイカが裂けてしまったのか、原因や今後の対策についてまとめてみます。
🍉 雨が続いたあと、スイカが裂けました
こちらが今回育てていた小玉スイカです。
実が重くなってきたため、ネットで包んで支えながら育てていました。
外から見ると順調に大きくなっていたのですが、長雨のあとに見ると、実の側面が大きく裂けていました。
割れた部分はかなり深く、周囲も茶色く変色しています。
せっかくここまで大きくなったので残念ですが、スイカではこのように実が割れてしまう「裂果(れっか)」が起こることがあります。
🌧️ なぜ雨が続くとスイカが裂けるの?
今回もっとも考えられる原因は、土の水分量が急激に増えたことです。
スイカの実が大きくなっている時期に雨が何日も続くと、根から大量の水を吸収します。
すると、
根から大量の水を吸う
↓
果実の中へ水分が送られる
↓
果肉が急激に膨らむ
↓
皮の成長が追いつかない
↓
実が裂ける
ということがあります。
特に、それまで比較的乾燥気味だったところへ大量の雨が降ると、土の水分量が一気に変化するため、裂果しやすくなります。
つまり、雨が直接スイカに当たったから割れるというより、根が急に大量の水を吸うことが大きな原因です。
🍉 実が大きくなってからの水分変化には注意
小さな実のうちは比較的問題が起こりにくいのですが、収穫が近づいて実がかなり大きくなってくると、急激な水分変化の影響を受けやすくなります。
今回のスイカも、かなり丸く大きく育っていました。
「もう少しで収穫できそう」と思っていたところで雨が続いたため、果実の膨張に皮が耐えられなかったのかもしれません。
🪴 鉢植えは水分量が変化しやすい
地植えに比べて、鉢やプランターは土の量が少ないため、
- 晴天が続くと乾きやすい
- 雨が降ると一気に湿る
というように、土の水分量が大きく変化しやすい特徴があります。
そのため、小玉スイカを鉢やプランターで育てる場合は、「乾燥させすぎたあとに大量の水を吸わせない」ことが重要だと今回あらためて感じました。
☔ 長雨のときにできる対策
屋外栽培では雨そのものを止めることはできませんが、鉢植えならある程度対策できます。
雨が何日も続く予報の場合は、鉢を軒下などへ移動して、土へ大量の雨水が入らないようにする方法があります。
鉢を動かせない場合でも、鉢の土の部分へ雨が直接入り続けないよう工夫すると、水分量の急激な変化を抑えられます。
ただし、完全に水を切るのではなく、晴れの日も含めて土の水分をなるべく安定させることがポイントです。
💧 普段から極端に乾かしすぎないことも大切
裂果対策というと「水を少なくする」と考えがちですが、単純に水やりを減らせばよいわけではありません。
土をカラカラに乾燥させてから一気に大量の水を与えると、かえって水分変化が大きくなります。
スイカの実が肥大している時期は、
乾きすぎ → 大量の水
という状態をできるだけ避けて、なるべく安定した水分量で管理する方がよさそうです。
⚠️ 裂けたスイカは食べられる?
小さなひび程度で、割れた直後に気づいたものであれば、中の状態を確認できる場合もあります。
ただ、今回のスイカのように割れ目が大きく開き、周囲が茶色く変色しているものは注意が必要です。
割れたところから雨水や微生物などが入り、内部で腐敗が進んでいる可能性があります。
異臭、ぬめり、カビ、変色、柔らかく崩れている部分などがある場合は、食べない方が安全です。
今回のように大きく裂けて時間が経っているものについては、無理に食べず、栽培記録として観察する程度にするのがよいと思います。
🌱 失敗も家庭菜園の勉強になります
ここまで順調に大きくなっていたので、今回割れてしまったのはかなり残念でした。
ただ、実際に育ててみると、
「スイカは水が必要」
だけではなく、
「水分量を急激に変化させないことも大切」
ということがよく分かります。
特に収穫が近くなった時期の長雨には注意が必要そうです。
次回は雨が何日も続きそうなときには鉢を雨の当たりにくい場所へ移すなどして、土の水分が急激に増えないようにしてみたいと思います。
失敗してしまったスイカですが、今回の経験も次の栽培に生かしていきます。
追記:割れたスイカを切ってみました

雨続きで大きく裂けてしまったスイカですが、中がどうなっているのか気になったので切って確認してみました。
外側は大きく割れて黒っぽく傷んでいましたが、切ってみると意外なことに、中の果肉はしっかり赤くなっていました。
まだ皮の白い部分がやや厚く、種も黒く成熟したものと白っぽいものが混ざっていたため、完全に熟し切る少し前だったのかもしれません。
それでも、果肉をほんの少し舐めてみたところ、驚くほど甘くなっていました。
小さな鉢で育てたスイカだったので、「本当に甘いスイカになるのだろうか」と思っていましたが、少なくとも糖分は十分に蓄えられていたようです。
追記:スイカの種を採ってみました
割れたスイカを切ってみると、果肉の中には思っていた以上にたくさんの種が入っていました。
黒くしっかり色づいた種も多かったので、来年この種をまいて、もう一度スイカを育ててみようと思います。

今回のスイカは、10号鉢というそれほど大きくない鉢で育てました。
最後は長雨の影響と思われる裂果で収穫することはできませんでしたが、
- 小さな苗から実がなった
- ネットで吊り下げながら実を大きくできた
- 果肉はしっかり赤くなった
- 少し味を確認すると、とても甘かった
- 来年用にたくさんの種も採れた
というところまで育てることができました。
失敗して終わりではなく、来年につながる種まで採れたのは嬉しい結果です。
採ったスイカの種を来年まで保存します
採ったばかりの種には果肉や水分が付いているので、まず水できれいに洗い、果肉を取り除きます。
その後、キッチンペーパーなどの上に広げ、風通しのよい日陰でしっかり乾燥させます。
十分に乾いたら、紙の封筒などに入れて湿気の少ない涼しい場所で保管し、来年の春まで取っておく予定です。
白っぽく未熟な種も少し混ざっていましたが、今回は黒く色づいて硬くなった種を中心に保存してみます。
来年、この種から育つのか試してみます
今回採った種を来年まいて、本当に発芽するのか試してみたいと思います。
元のスイカがF1(一代交配)の品種だった場合、採った種から育てても今年とまったく同じスイカになるとは限りません。
大きさや形、甘さなどが変わる可能性もあります。
それも含めて、
「自分で育てたスイカから採った種を、翌年もう一度育てるとどうなるのか」
を試してみたいと思います。
今年はあと少しというところで裂果してしまいましたが、来年は今回の経験を生かして、実が大きくなってからの長雨にも気を付けながら、今度こそ収穫まで育ててみたいです。